水子供養  弟の供養

S.Kさん(30代/女性)

私は、以前ホームタウンで、母に憑依した悪霊のお祓いして頂きました。母と一緒に初めてホームタウンへ行った時も、悪霊をお祓いしてもらった時も、左肩に今まで感じたことのない痛みの様な不思議な感覚があり、それは気のせいとは思えないものでした。

成仏出来ずにいるご先祖様はとても苦しい状況にある。ということが頭から離れず、私は、ホームタウンを教えてくれた同僚にこの事を話しました。話している間中、左肩にあの不思議な感覚があり(これは一体何だろう、怖いな。でも、ご先祖様が苦しんでいたら、どうにかしてあげたい)と思い、私は勇気を出して再びホームタウンへ鑑定をお願いしました。その結果、水子さんの訴えがあるということでした。

供養の日を迎えるまで、不思議な出来事がありました。真冬で窓も閉まっている私の部屋で、ふと目をやると、コルクボードに掛けているアクセサリーの中で、私が手作りしたペンダントだけが、ゆっくりクルクルと回っているのです。私は目を疑いました。供養当日、私はペンダントを持って行くことにしました。

水子さんは私の弟でした。水子さんがいたことも知らなったのですが、弟が伝えてくれるその言葉の一つ一つは、ずっと私をそばで見ていてくれていたことが分かるものでした。

今まで私は、寂しさでいっぱいでした。どうしてこんなに寂しいのだろう。人はこんなに寂しいものなのかな。寂しさを紛らわすことは出来ても、消えることはなく、苦しさを抱えていました。供養の中で、私が今まで感じていた寂しさを聞いてみたところ、「ごめんね」と一言。寂しさも、左肩のあの不思議な感覚も弟からのアピールだったことが分かりました。

クルクル回っていたペンダントには、悪霊が憑依しており、私にも警戒してほしい。実際に見て分かってもらいたかったという、弟の思いがあったことも知りました。

供養の日から、あの寂しさを感じることはありません。そして、11年経った今も私は弟が愛おしいです。どうしてこんな感情を抱くのか不思議なくらいです。ただ目に見える世界で生きている私にとって、あの日から弟はかけがえのない大切な家族です。今では、私の子供達も仏壇に向かって弟に話し掛けてくれています。